2018年3月8日木曜日

ディスプレイ一体型省スペースPCの作成

◆セカンドマシンに求めるもの

一体型でかつ省スペースPCはグラフィックボードの増設などは困難であり、メインマシンとしては力不足である。
しかし、省スペース・省電力・排熱・静音性能などはメインマシンよりも優れている為、ディスプレイ一体型省スペースPCはセカンドマシンに適している。

◆PC本体の選定

秋葉原にて約8000円で HP Compaq8200 EliteUS(ウルトラスリム)を購入。
サイズ・性能とも申し分無いが、販売時期によりCPUソケットがLGA775の物もあるので注意が必要だ。(LGA775のモデルはCPUやメモリが旧世代の為、古い上に性能も低い)

◆デイスプレイの選定

PC本体をディスプレイに背負わせる為、VESA対応の23インチディスプレイを中古で約8000円で購入。

◆VESAマウンタの自作

ホームセンターでM4のネジを8本とバネ座金、L字のステーを4本購入。

これで大体500円位



こんな感じでPC本体をディスプレイに背負わせる事ができます

◆Windows10をインストール

通常の場合、Windows10へのアップグレードは有料となる。
しかし、法人向けモデルで元々windows7がインストールされていたPCは、Windows10のクリーンインストールが「今の所は」無料で出来ている状況である。 (あくまで経験則上の話し)

なお、Windows10のセットアップにはツールをダウンロードする必要がある。

Windows10のセットアップ完了後にインターネットへ繋ぐと、マシン構成がスキャンされてライセンス判定をされるが、マイクロソフト社がどのような基準でライセンス認証を判定しているか詳細は不明である。

◆Windows10インストールの注意点

この HP Compaq8200 EliteUS のHDDをSSDへ変更し、OSを新規インストールした所、以下のようなエラーが表示されてインストールが出来ない。



BIOSのパラメータを色々と変更し、様々なパターンでインストールを施行したが、上手く出来なかった。
BIOS設定を全て工場出荷時の状態にリセットし、以下のように設定する事でやっとWindows10のインストールに成功した。
ちなみに、PC起動直後にF10を連打するとBIOS画面が開く。

1.工場出荷状態に戻す

2.System Security:全て Disabledに変更

3. AMT/ME:Disabled  WatchDog Timer:Disabled

◆ディスプレイ一体型省スペースPCが完成

一体型省スペースPCが、ディスプレイと合わせて約2万円弱で完成した。
メモリ増設とSSDの換装は在庫品を使用したので上記金額に含めていないが、現行のノートPCと比べても遜色の無い性能である。





2018年2月21日水曜日

ドローンのススメ~これから購入をしようとしている皆さまへ~

■ドローンは誰でも飛ばせる訳では無い 

最近世間を賑わすドローンですが、どちらかと言うとネガティブな話題が多いように感じます。

しかし、ただ空撮するだけでなく建設や流通、軍事分野でも利用され、今やドローンは現代の重要な技術の一つです。

ただ、プライベートで手軽に使えるかと言うと難しいかもしれません。
何故なら、ドローンには様々な規制があるため、飛行可能な場所が限られるからです。

簡単に言うと、海・川・山などの人や建物が無い場所でしか飛ばせません。
その為、バイクや車などを所有している人や、旅行で離島や登山に行く時しかドローンを飛ばすことが出来ません。

そうなると、ドローンを飛ばす事が出来るのはほぼ社会人(時間にゆとりがある)に限定されます。

参考:きっとあなたも間違えている。ドローン規制14の落とし穴|2018年版




■ドローンは敷居が高い

ドローンを飛ばすだけならトイドローンでも良いですが、いずれ空撮に興味を持つ事になると思います。

しかし、撮影した動画はスマホだけでは編集出来ません。

ある程度のスペックのPCを所有している事と、動画編集ソフトを利用するスキル、動画共有サイトのアカウントが必要になります。

ドローンを購入したは良いけど「動画が編集出来ない」では意味がありません。



■それでも楽しいドローン

「空を飛びたい」という想いは、誰もが子供の頃から持っているものです。
その想いをかなえてくれるのがドローンです。
私は、空から大地を眺めるという子供の頃からの夢がかないました。




■どんなドローンを購入すべき?

まずはトイ(おもちゃ)ドローンから初める事をオススメします。
トイドローンは各種センサーも搭載されておらず、飛行性能・カメラ性能が共に低いですが、ドローンの基本をマスターする事が出来ます。

また、200グラム未満のトイドローンは各種規制の適用外なので、
比較的多くの場所で飛ばす事ができます。

トイドローンに慣れてからワンランク上のドローンに挑戦してみましょう。(トイでも見つかるとアレなので、技適認証を受けたものにしましょう)



ちなみに、私はスマホのみで操作するPOTENSICのトイドローンを購入しました。
操作は難しいですが、脚を畳むとスマホと同じサイズになる上、コントローラーも不要なので持ち歩いて気軽に飛ばせます。




■動画性能について

最近は4Kも少しずつ浸透していますが、一般放送を含めてまだまだフルHDが主流です。
折角フルHDの4倍の解像度で撮影しても、大抵のモニターではフルHDしか対応していない為、解像度をダウンコンバートする事になります。

当面はフルHDで撮影出来れば問題ありませんが、同じフルHDでも機種により画質が大きく変わるので注意が必要です。

例えばParott社のBebop2 powerフルHD撮影と飛行時間の長さが特徴ですが、同じフルHDで撮影できるDJIのSparkとは画質に大きな差があります。

以下の動画を見て頂くとその差が一目瞭然です。



トイドローンを飛ばすとわかりますが、飛行中は小さな振動でカメラが揺れ続けます。
Bebop2powerは振動をソフトウェアでブレ補正するため広角カメラで広い範囲を撮影し、リアルタイムで動画を補正しています。

その為、中央部を切り抜く事でフルHD以下の画質になります。
また、補正の影響で画像の一部が潰れたり歪んだりして、見にくくなってます。

一方、DJI Sparkは振動を「ジンバル」で物理的に吸収するので、撮影段階で補正無しのネイティブなフルHD動画となります。

この仕組みの違いにより、同じフルHD撮影でも画質に大きな差が生じるのです。





■携帯性について

旅行の際や山奥などに入る際、携帯が難しいものは、あまり使わなくなってしまします。
Bebop2powerはSparkよりも大きいため、携帯性は高いとは言えません。





■飛行性能について

Bebop2powerはSparkと比べて大きい事で飛行性能が高く、そして、飛行時間が長いのが特徴です。
動画性能や携帯性はSparkですが、飛行性能はBebop2powerです。





■動画性能と携帯性、飛行性能が高い機体

2018年の1月にDJIから発売されたMavicAirは両機の欠点を改善した機体です。
動画性能は最大で4K/30FPS、2.7K/60FPSに対応し、脚部を折り畳む事でコンパクトに持ち運ぶ事もできます。
また、各種センサーが搭載されており、安定した飛行が可能です。

なお、MavicAirは上位機種のMavicProと比べてもカメラ性能と携帯性が上回っています。
個人的な見解ですが、アマチュアで必要な機能や性能を網羅している、
現時点で最もコストパフォーマンスの高い機体だと思います。


MavicAirを購入してからは「次の休みはどこへ行って空撮をしようか?」と考えてばかりです。
これからは、旅行といえばカメラ&ドローンが必携の時代ではないでしょうか?











2018年2月18日日曜日

パワステが「重い」「異音が鳴る」時の確認と対処

◆原因箇所の特定の経緯
先日運転中に突然パワステが重くなり、
ハンドルを回す度にゴリゴリ異音が鳴り始めました。

以前同じようなトラブルが発生した時は、バッテリーが原因でした。
オルタネータ(発電機)のベルトが走行中に切断され、
充電が停止した事でパワステも停止してハンドルが重たくなったのです。

今回は以前のようにパワステのエラーランプは点灯していなかったのですが、
バッテリーが劣化していたこともあり、念のためバッテリー交換を実施しました。

交換した55B24Rバッテリーとステー金具(交換前のバッテリーは4年経過してました)

しかし、異音は鳴りやまず、パワステも重いまま改善の兆しはありません。

◆原因はパワステオイル不足(オイル漏れ)
次にパワステオイルを確認した所、オイルタンクがスッカスカ!
原因はオイル不足でした。(こっちから確認するのがセオリー)

そこで、パワステオイルを補充する事にしました。
さすがは走行距離13万キロを超えた我が愛車(トヨタアイシス)です。

ただ、そのままオイルを継ぎ足しても、穴の空いたバケツに水を入れるようなものです。
オイル漏れを抑えられる商品が無いかネットで調べた所、こんな商品がありました。


STP(エスティーピー) パワーステアリングフルード&ストップリーク パワステオイル添加剤 354ml S-70


私の場合は一本を丁度使い切りました。
何とオイル補充直後に異音は解消され、ハンドルも軽くなりました。
スバラシイ!

内側にオイルが付着しており入ってるように見えます。正確な残量はキャップを開けないとわかりません。

パワステ油圧式で異音が鳴り出したり、ハンドルが重くなったと感じる方は
パワステオイルの残量チェック及び、不足してればオイルの継ぎ足しがオススメです。

今回のDIY費用内訳:
最寄りホームセンターで購入したバッテリー¥6,980(旧バッテリーの廃棄込み)
・最寄りホームセンターで購入したバッテリーステー金具¥880
・Amazonで購入したパワステオイル¥852


◆STPパワステオイルの商品説明
1.モレ止め効果
全パワステオイル量の20%以上でモレ止め効果が出てきます。
少しづつ継ぎ足していくとそのうちモレが止まる?

2.補充・交換用として
正規のパワステフルードとして合格しています。
ヤバイ商品だとホースやパッキンを劣化させるのもあるようです。

3.使用方法
エンジンを切って適量まで注入するだけです。
注入後にご近所を走行し、その後もう一度チェックすると少し減ってました。

4.対応車種
ホンダ車、欧州車は利用できません。
また、電動式パワステを搭載している車種利用できません。
(油圧式パワステ搭載車向けの商品です)

ホームセンターを車で回るよりもAmazonで注文した方が早かったです。
すぐに届くので車に常備しておく必要も無いかな?

2017年12月4日月曜日

DSDS(デュアルシム・デュアルスタンバイ)のススメ

【デュアルシム・シングルスタンバイで運用した感想】

約1年半ほどデュアルシムのスマホを使用してきましたが、
デュアルスタンバイに対応していない為、
その都度通話用と通信用のSIMカードの切り替えを手動で行う必要がありました。

もしも、SIM切り替えを忘れると、着信履歴の嵐に遭遇したり、
LINE見逃しでトラブルに発展します。

プライベートならまだしも、ビジネスシーンでは大きなリスクです。
・・・そんな生活にはもう疲れました。

【デュアルシム・デュアルスタンバイ対応端末の検討】

DSDS対応端末は種類が少なめで比較的高価です。

割安なモデルとしては、VAIO Phone A やFREETELの雷神がありますが、
どちらもマイクロSDスロットとSIMスロットが共用になっている為、
マイクロSDカードを使用する場合は、SIMカードは一つしか挿せないという代物!
(VAIO Phone Aは本体容量が16GBしかない為、まずデュアルは使えないような・・・)

と言う訳で、価格がお手頃でマイクロSDとSIM×2スロットがそれぞれ独立している、
Xperia Xa へ乗り換えする事にしました。



【nanoSIMカードの準備】

Xperia XaはnanoSIMスロットなので、標準SIMやマイクロSIMを使用している方は、
自分自身でSIMカットをするかショップで変更(有料)する必要があります。



なお、DocomoのFOMA契約のままでは通信出来ない為、
契約回線をXiへ変更する事も必要です。

【Xperia Xaの設定】

DSDSへ対応させる為、Wi-Fi経由速やかにAndroidのバージョンを7へ上げてから、
SIMスロットの詳細設定を行います。(以下私の設定)

◆各種優先SIM設定 設定→デュアルSIM
SIMスロット1はDocomo_Xi契約_通話専用(データ通信非契約)、
SIMスロット2はfreetel_データ通信専用(通話非契約)で利用する場合、
以下のように優先SIMを設定します。



◆スロット1_Docomo(tel) 設定→もっと見る→モバイルネットワーク
通話専用で使用する場合は、APN設定は不要です。
優先ネットワークタイプだけ「3Gのみ」を選択します。


◆スロット2_Docomo(mvno) 設定→もっと見る→モバイルネットワーク
※以下内容はfreetelのデータ通信専用契約の場合です
データ通信の場合は以下のAPN設定が必要です。
・優先ネットワークタイプ:4Gのみ
・アクセスポイント名
 名前:任意(例:freetel)
 APN:freetel.link
 プロキシ:未設定
 ポート:未設定
 ユーザ名:freetel@freetel.link
 パスワード:freetel
 サーバー:未設定
 MMSC:未設定
 MMSプロキシ:未設定
 MMSポート:未設定
 MCC:440
 MNC:10
 認証タイプ:PAPまたはCHAP
 APNタイプ:default
 APNプロトコル:IPv4
 APNローミングプロトコル:IPv4
 APNの有効/無効:APNは有効です
 ベアラー:指定しない
 MVNOの種類:なし
 MVNO値:未設定
・通信事業者:検索モード自動で検索→4G_NTT DOCOMOを選択


【月々のランニングコスト】

この構成の場合の月額費用は、
①時間制限無しの電話カケホで税抜き2700円/月
②データ通信専用1GBで税抜き499円/月(3GBなら900円)
③各SIM毎のユニバーサルサービス料8円/月
①+②で税抜き計3215円/月(3GBなら3616円)となります。

格安MVNOにしたいけど時間無制限のカケホも必要な方は、
この組み合わせで月額費用をかなり抑える事が出来ますよ。

2017年8月27日日曜日

格安スマホ_FREETEL SAMURAI MIYABI 雅_格安運用

格安スマホの購入・運用から1年が経過したのでレポート。
   
【利用する上で外せない条件】

1.何時間でもかけ放題プラン!

格安SIMでもかけ放題プランはあるが、
どの会社も『〇〇分以内』という時間制限がある。
 
長時間電話をする事がある人は、時間制限無しの方が
料金を気にせずに利用出来る。
 
2.定額制なのに安くなるプラン!

データ通信量は月毎にバラツキがある為、
使用量が少ない月は自動で安くなり、かつ、
使い過ぎても上限額設定のある料金プランが理想である。
 
3.持ち歩くスマホは1台のみ!
スマホの2台持ちは煩わしい上にとても嵩張る。
スマホは1台持ちとしたい。

【条件をクリアする選択肢】


1.かけ放題は大手キャリア一択

時間制限無く通話が出来るのは大手キャリアのみである。
そこで、データ通信契約を解約して通話専用のかけ放題プランへ変更した。 

※4G対応のSIMフリー端末はFOMA_SIMカードは利用が制限されている為、
 ショップでXi(ドコモの4G回線)へ契約を変更する必要がある。

2.FREETELのデータ専用『使った分だけ定額プラン』

月間のデータ通信が1GBに収まる場合は 499円/月、3GB以内なら
900円/月 と使用量に応じて料金が変動するプランである。

上限額は使用量に応じて自動更新されるが、それでも安いので気にならない。
参考リンク:FREETEL 料金システム


3.デュアルSIM対応端末を購入

理想はDSDS(デュアルシムデュアルスタンバイ)対応機だが、
高価な上に常時2回線接続状態となる為、バッテリー消費が懸念される。
そこで、DSDS非対応のデュアルSIMスロットを搭載している
FREETEL SAMURAI MIYABI 雅 を購入する事とした。


SAMURAI MIYABI について】


負荷の高い用途では使用しない為、パフォーマンス不足を感じる事は無かった。
しかし、バッテリー容量は2200mAhと少ないので、モバイルバッテリーは必携である。
参考リンク:FREETEL_MIYABIの特徴

  
左:CPUは4コア,メモリーは2GB,内蔵ストレージは32GB(実質26.7GB)+micro-SD
右:Micro-SIMスロット×2とMicro-SDスロットが独立している

【スマホの設定】

音声SIMはAPN設定が不要である為、docomo(Xi)のSIMカードを
本体へ挿すだけで利用できる。
また、FREETELのSIMカードはFREETEL製端末なのでAPNは自動で設定される。
SIM切替:設定⇒SIMカード⇒優先SIMのモバイルデータ から優先SIMを切り替える。


  
DSDS非対応機種なので2回線同時の接続は出来ない

【毎月のランニングコスト】

私の毎月のランニングコストは以下の通りである。
なお、データ使用量が1GB以内に収まる月はさらに400円下がる。
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docomo_かけ放題:2700円
docomo_ユニバーサルサービス料:8円(変動する)
Freetel_データ通信(3GB):900円
Freetel_ユニバーサルサービス料:8円(変動する)

小計 3616円/月(税抜)
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格安スマホは本体価格が安い事の他、デュアルSIM活用で
毎月のランニングコストも抑える事が出来る。

このような利用方法はコールセンターもショップもサポートしていないが、
運用コストを抑えたい方は是非お試し頂きたい。