2012年10月28日日曜日

win8導入レポート

コンシューマPC向けのwindows8を導入した。 windows8はwindows7の後継として約3年振りに発売されたMS社の新OSである。 特徴の一つとして、最近の潮流であるタブレット端末の要素である、画面への直接タッチ操作の要素を盛り込んだ点である。

〇価格について・・・

タブレット市場での出遅れもある為か、2013年の1月末迄の期間限定、winXP以降のOSアップグレードが3300円(ダウンロード販売)と非常に安価な価格設定での販売となっている。 結果windows7より低い価格設定で、逆転現象が発生している。 各OSのターゲット層が法人・個人と異なる為、明確な住み分けがされている事も要因と考えられる。

〇導入に向けた検討・・・

winjdows8の導入を検討する際、OSの特徴を活かす事ができるハードウェア(PC)の選定である。 我が家には現在、デスクトップ2台(XP、Linax)とノートPC(vista)、android・iOSの各端末がある。 新旧の更新が主目的であればXPのPCだが、windows8の機能活用で考えればノートPCが優れている。 しかし、5年前のメーカー製ノートPCにセットアップして正常に動作するかが懸念である。

〇セットアップ事前準備

導入前のチェックツールでは、殆どの既存アプリケーションが動作保障対象外と判定された。 ハードウェア性能としては要件を満たしているものの、通常最新版のOSへの入れ替えは、これまで動作が遅くなるなどが常である為、最低スペックを満たしていても不安が残る。 あらかじめリカバリー可能なバックアップディスクの作成は必要不可欠である。

〇セットアップ開始

まずBIOS画面を開き、boot順序をUSBを優先度1に変更した。 そして、win8セットアップ用ファイルを格納したUSBメモリから、クリーンインストールを行った。(インストールウィザードの途中で既存のファイルはフォーマットをした)

インストールは約10分で終了。 途中無線LAN設定もあったが、スムーズに設定できた。(マニュアル設定のみの為、所感に個人差がでる)

〇セットアップ時のトラブル

端末スペックが当初懸念ではあった。 通常OS更新の際、適切なデバイスドライバが設定されず、インターネット上で検索するなどに相当な稼働を要すのだが、私の使用している『DELL INSPIRON1501』は全てのデバイスドライバが認識され、そのような稼働は発生しなかった。

〇マシン起動

驚くほど起動が速い。 以前使用していたVISTAが当時から動きの重いOSと言われていたから尚更かも知れない。 ちなみに、INSPIRON1501はHDDをSSDに換装している。(これによりVISTAの場合で起動時間が約1/3になった)

〇インターフェースについて

マシン起動直後は、大幅なインターフェース更新に伴う戸惑いがあったものの、タッチパッド操作がし易くなっていると感じた。

オフィスユースではマウスは依然必要不可欠であるが、自宅でのweb利用であればマウスなしで十分操作が可能である。

〇win8所感

一言で言うとタブレットとノートPCの良いとこどりである、人によっては中途半端と意見もあるだろうが、私個人としては、端末一台で全てのニーズに応え得るwindows8はwin7デビュー時と比べ、大きな進歩だと感じている。 また、タッチパネル非搭載の旧来型ノートPCでも、マウス無しでここまで操作し易いインターフェースを練り上げた開発者には敬意を表したい。 購入を迷っている方は、じきにOSとハードウェアが洗練・淘汰され、使い勝手の良い端末のみになる迄待つのも手である。 サブマシンでXP~win7を使用している方には変更する価値は十分あるOSだと感じる一品である。

〇最後に

個人的には分離していた既存PCとタブレットPCのマーケットが、windows8により融合に向かったと感じている。 タブレット市場で寡占状態のgoogleやAppleに傾いていた流れもこれで大きく変わるのかも知れない。 残念なのは、いずれもアメリカ発のイノベーションであり、日本の会社が蚊帳の外である事である。

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